2014年10月26日日曜日

【SharePoint】期限日が今週中のアイテムを表示するビュー

以前、「【SharePoint】日付列の月初日と月末日を計算する」というエントリで、
期限日が当月中のアイテムを表示するビューの作成について、書きました。

今回は、期限日がその週であるアイテムを表示するビューの作成について、
書こうと思います。
※週は日曜始まりとします。


ビューの設定に使用する日付計算列を作成します。

列の種類は「」を選択します。

「列の追加設定」の設定をします。
「数式」には下記表の当てはまる設定値を設定します。
「この式から返されるデータの種類」は「日付と時刻」を選択します。
「日付と時刻の形式」は任意のものを選択してください。


列名計算値
週日曜日=(期限日)+(1-WEEKDAY(期限日))
週土曜日=(期限日)+(7-WEEKDAY(期限日))
※アイテムの期限を設定するための列[期限日]を作成しています。


期限日を基準に週の初めの日曜日と週の最後の土曜日を計算する列ができました。













この2つの列[週日曜日][週土曜日]をつかって、
ビューを設定します。

設定内容は下記のとおりです。

 週日曜日が[Today]以下
 and
 週土曜日が[Today]以上













期限日が今週中であるアイテムのみを表示するビューが作成できました。













以上です。

2014年10月22日水曜日

WSPファイルはどうなっているのか


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要約

  • WSPファイルはパッケージファイル。
  • WSPファイルは拡張子を「.cab」に変更することで、内容を確認できる。


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WSPファイルを知らないと困ること

SharePointにWebパーツを実装したりするときに目の当たりにするWSPファイルですが、何者なんでしょうか。
SharePointでうまくいかないことがあったとき、問題の原因がWSPファイルにあるのではないかと疑いの目を持つかもしれません。
しかしWSPファイルを開こうにも、ダブルクリックしても開きません。
WSPファイルの内容がわからなければ、問題の切り分けが難航するかもしれません。



ダブルクリックしてみても・・・・


















開けません。












WSPファイルとは

SharePoint ソリューション パッケージの作成
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ee231560.aspx

上記のサイトにはいろいろ難しいことが書いていますが、もしあなたが、VisualStudioでSharePointの開発をしているなら、

WSPファイルSharePointに必要なファイルをVisualStudioがまとめてくれたもの

という認識で良さそうです。




WSPファイルの中身の確認

WSPファイルがパッケージ(ファイルをまとめたもの)だとわかったので、
今度は何がまとめられているか見てみましょう。

方法はカンタンで、

拡張子の「.wsp」を「.cab」に変える

だけです。



《操作手順》


①万が一を考えてコピーしておきます。

















②右クリック [名前の変更]で、「.wsp」を「.cab」に変更します。
 ※もしファイル名に「.wsp」がない方は拡張子を表示させましょう。



③はい。




④CABファイルとして開くことができるので、ダブルクリック。


















⑤中身を確認することができます。













⑥構成だけでなく、各ファイルの内容が見たい場合は、そのファイルをダブルクリック。
  展開先を聞かれるので自分のわかる場所を選択します。
  ※今回はデスクトップを指定しています。
























⑦解凍が完了しました。このファイルをダブルクリック。













⑧ファイルの内容が確認できます。
※なお、このabcdef.xmlは、VisualStudio上で編集していたものです。



























【注】
C#で記述したCSファイルはCABファイルにしても出てきません。
理由は、WSPファイルが持っているのは、CSファイルをコンパイルしたあとのDLLファイルであるためです。


















ダブルクリックという直接的な方法では、CSファイルの中に記述されているロジックは確認できません。
DLLファイルはバイナリエディタや逆コンパイルソフトを使えば見れるかもしれませんが、ここでは触れません。


CABファイル(キャビネット ファイル)とは

特徴
 ・Microsoftがファイルの配布に使用している。
 ・高セキュリティ(署名が付加できる)
 ・高圧縮率

MSのサポートページ
http://support.microsoft.com/kb/310435/ja
"関連のある複数のファイルを圧縮したパッケージのこと"

IT用語辞典バイナリ
http://www.sophia-it.com/content/CAB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB
CABファイルについては、こちらがわかりやすく記載されています。







2014年10月21日火曜日

IE8でSharePointの動きがおかしい問題


SharePointOnlineではIE8がサポートされなくなりました。




2014/10/21

IE8でSharePointOnlineを操作していると不具合がたくさん見つかりました。




現在確認した現象


環境

 OS:Windows 7 Professional
 ブラウザ:Internet Explorer 8
 Office365のプラン:E1

現象

 ①画面右上の歯車ボタンが押せません。
 


 ②画面右上のユーザー情報のボタンが押せません。

 


 ③リストのフィルター機能を操作していると使えなくなります。

  (フィルターのメニューを出す「▼」ボタンがなくなり、メニューを出せなくなります。)
 

 ※なお、IE9,10,11ではこれらの不具合はありません。







Microsoftのサポート状況


MicrosoftはIE8でOffice365を使うことに対して、現在サポートしていません。



Office 365 のシステム要件

http://office.microsoft.com/ja-jp/office365-suite-help/HA102817357.aspx


クリックで拡大





















※なお、SharePointOnlineはOffice365の中にあるサービスです。




一方、

SharePoint2013はIE8をサポートしているので少し混乱しそうになります。

SharePoint 2013 でブラウザー サポートを計画する

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc263526





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※サポートなし列があるのになぜサポート列に×がついているのだろうとか、
 ×じゃなくて○じゃないのかとか、
 IE10とIE11の間には一体何があるのだろうとか、考えてはいけない。



IE8について


Microsoftは2016年1月12日にIE8のサポートを終了すると発表しています。


マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル

http://support2.microsoft.com/lifecycle/default.aspx?LN=ja&x=15&y=10&c1=503

Microsoft Internet Explorer サポート ライフサイクル ポリシーに関する FAQ

http://support2.microsoft.com/gp/microsoft-internet-explorer







まとめ

  • 現在のところSharePointOnlineでIE9での不具合は確認していませんが、公式はサポートしないと謳っているので、今後注意が必要です。
  • IEのバージョンを上げても下位互換性が保たれるとの記載があるので、アップグレードしていくべきだと思います。







2014年10月20日月曜日

Office365 試用版登録手順

SharePointOnlineの動作確認を行う際に、よくOffice365の試用版を使用します。
(本番環境を使用すると取り返しのつかないことになりかねないので)

今回はOffice365の試用版の登録手順をご紹介します。


  1. 以下のリンクから登録ページへ行きます。
    http://www.microsoft.com/ja-jp/office/365/default.aspx?navIndex=7


    登録ページの「EnterPrize E3」をクリックします。
    キャプチャ画面の赤枠の箇所です。



  2. 登録情報を入力し、「OK」をクリックします。
  3. 最初に作成するユーザー情報を入力します。
    このユーザーはOffice365の管理者として使用します。
    上から、ユーザー名、メールアドレス(後ろにつく「.onmicrosoft.com」は固定です)、パスワード、となります。
  4. 電話番号を入力して、「テキストメッセージ」または「電話」を選択して認証番号を入手します。
    「テキストメッセージ」の場合は、携帯電話にショートメールが送信されます。
    「電話」の場合は、音声案内の電話が掛かります。

  5. 入手した認証番号を入力します。
  6. 以上で、アカウントの作成は完了です。
  7.  
  8. 以下のリンクからOffice365のログイン画面へ行きます。
    https://login.microsoftonline.com/

  9. 先ほど入力したアドレスとパスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。
  10.  
  11. ログインが完了です。


    2014年10月13日月曜日

    【SharePoint】フォルダを無視したビューの設定とOneNote

    SharePointのドキュメントライブラリでは、
    フォルダを無視してライブラリ内のファイルを表示させるビューの設定ができます。














    例えば、
    ファイル管理のためにたくさんのフォルダを用意して、
    各フォルダにアップロードしたファイルを、
    フォルダを無視して、更新した順に表示することができます。

    「どこのフォルダに置いたか忘れてしまったが、更新した日は覚えている…」
    などというときには便利ですね。
    ※忘れてしまうことはそもそも問題なのですが…









    で、ここで、注意をしてほしいのが、
    OneNoteの取り扱いについてです。

    ドキュメントライブラリでは
    [OneNote ノートブック]を作成することができます。













    この、OneNoteですが、
    上述した「フォルダを無視してライブラリ内のファイルを表示させるビュー」
    で表示をすると、とてもおかしなことになってしまいます。。。

    デフォルトのビューだと下のように表示されますが、











    「フォルダを無視してライブラリ内のファイルを表示させるビュー」
    で表示をすると、Nマークのアイコンのファイルが2つできています。













    ちなみに、このファイルはどちらをクリックしても、
    同じOneNoteのノートブックが開きます。

    これは、OneNoteのそもそもの構造が原因のようですね。
    「無題のセクション」というファイルがOneNoteの実際のファイル(拡張子.one)
    「Open Notebook」というファイルはOneNoteの構成を記録するファイル(拡張子.onetoc2)
    とのことです。

    .oneファイルと.onetoc2ファイルを保持したフォルダがOneNoteである。
    という、イメージでしょうか?

    なので「フォルダを無視して」ファイルを表示すると、
    内部の.oneファイルと.onetoc2ファイルが表示されてしまうのです。

    OneNoteの仕様なので、しょうがないのでしょうが、
    知らないと少しびっくりしますね。
    何とかならないものか・・・

    いいアイディアがあったら、また記事にします。
    何かあったら、教えてください。

    以上、「フォルダを無視したビューの設定とOneNote」でした。

    2014年10月3日金曜日

    Office 365 for Small Business の管理

    MCP:Office 365 for Small Business の管理(74-325)

    『Exchange Onlineの管理 - Exchangeの受信者の種類』

    以下、各管理者について、試験に出題されました。

    種類定義
    メール連絡先Office 365の資格情報も、Exchange Onlineのメールボックスも持たないユーザー
    メールユーザーOffice 365の資格情報を持ち、Office365内のリソースにアクセス可能だが、Exchange Onlineのメールボックスを持たないユーザー

    Office 365 for Small Business の管理

    MCP:Office 365 for Small Business の管理(74-325)

    『Office 365の管理者と各Onlineサービスの管理者の関係』

    以下、各管理者について、試験に出題されました。

    Office 365 の管理者役割Exchange Online
    で該当する役割
    SharePoint Online
     で該当する役割
     Lync Online
     で該当する役割
    全体管理者 Exchange Online
    管理者
    SharePoint Online
    管理者
    (テナント管理者)
    Lync Online
    管理者
    課金管理者N/AN/ALync Online
    管理者
    パスワード管理者ヘルプデスク
    管理者
    N/ALync Online
    管理者
    ユーザー管理の管理者N/AN/ALync Online
    管理者
    サービス管理者N/AN/ALync Online
    管理者